スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オンナの「尊厳」、オトコの「理性」

日曜日の午後、特に何もすることがなくてダンナと家で映画を見てた。アメリカの日常モノなのだが、映画の根底に流れるテーマは移民と人種差別。人種差別から起こるドロドロした犯罪を描いたものではなく、事実、日常として起こりうる悲劇を淡々と描いたものだった。

そのひとつのシーン。黒人のTVディレクターが妻と一緒に車で自宅へ買帰る場面。パーティの帰りらしく、夫婦とも着飾っている。その黒人TVディレクターは、いわゆる成功組といえる人だと思う。

しかし、帰宅途中、パトカーに車を止められた。何も悪いことをしておらず、しっかりとした職業を持つディレクターは白人警官に免許書を見せて、色帯び運転の疑惑もなく、まっとうな人間であることを穏やかに主張。
しかし、その警官は人種差別主義者だった。道の真ん中で車に手をつくように言われ、身体検査をされる黒人ディレクター。
その様子を車の中から見ていた黒人の上品な夫人が異議を申し立てる。
そうすると、白人警官は今度は夫人に車を降りるようにいい、身体検査と称して、身体のあちこちを触りまくる。悔しさのあまり涙ぐむ夫人。自分の身を守ろうと警官に異議を唱え続ける。夫の黒人ディレクターに助けを求める視線を送るが、夫は悲しそうな顔をしたきり、気弱な声で「抵抗してはいけない」などという。

屈辱の検査からその夫婦は何とか解放され、家に帰り着いた。家に着いた途端、先ほどの明らかに人種差別から来るセクシャルハラスメントについて大声で怒る夫人。どうして助けてくれなかったのかと夫を責める。

そのシーンを見ながら、ダンナは一言つぶやいた。「この嫁ハン、最悪やな」と。
信じられない思いでダンナを見る私。
「この奥さんがだんなに文句を言って当たり前よ。どうしてあんなときに文句のひとつもいてくれなかったのか。下衆な白人警官に身体を触られ続けるのよ!」と反撃。
そうすると、ダンナは眉毛をピクリと上げ、「お前なあ。あのシチュエーションで、あの白人警官は明らかに話してわかるタイプじゃない。でも、確かに警官で、拳銃もある。そして、調べられている当人たちは黒人やぞ!何か抵抗してずどんと撃たれてもいいんか!」と興奮して関西弁でまくし立てる。
撃たれる云々の保身の問題じゃないよ!いわれのない差別を受けて、体中さわりまくられるなんて。私はそんな辱めを受けるぐらいなら撃たれて死んだ方がましよ。これって人間の尊厳の問題よっ!」私はダンナに興奮して言い返したのだった。

私も今、移民の身。アメリカほどではないが、やはりオーストラリアでも人種差別・移民差別はある。もし万が一、同じシチュエーションがこの私の身に降りかかったなら、やはりダンナは私に「我慢せい」というのだろうか…。

「生きぬく」ということは大切だ。命は大切。それは私もよくわかってる。ダンナは「恥辱」「死」ならば、迷わず「恥辱」をとるという。男と女の脳みその違いと身体の違いもあるのだろうが、私にとって「恥辱」を選ぶのは、まさに地獄の苦しみなのだ。

「誇りを持って生きる」ということは、実はすごく簡単に見えて、難しいことなのかもしれない。この「誇り」はあくまでも「人間としての誇り」であり、チープな自己満足のための「プライド」ではない。

理性重視のダンナが異星人に見えた日曜日だった。
スポンサーサイト

テーマ : モノの見方、考え方。 - ジャンル : 心と身体

Comment

いやぁ・・・
ヒポさんの旦那サマのせりふが信じられず、思わず出てきました。
男って、そうなの?(;つД`)
っていうか、私はヒポさんとまったく同感です。
殺されるのは恐いけどね(;`∀´)

それと、足の痛み、PMSだったんだね。
もしかしてあたしのもPMSだったりして・・・(涙)

そーでしょ。ナンシイさん

そーでしょ、そーでしょ。ナンシイさん。
あの映画を見たとき、すでに生理が始まっており、PMSの症状がなくなっていたからいいものの、まだPMS状態だったら、私の癇に障りまくり、大喧嘩になっていたところよ。

ライオンだって、メスや家族を守れなかったら、メスから餌を分けてもらえないんだぞっ。←わけわからん?
オスならば、メスと家族を守りぬけっていいたいぞ!
ダンナいわく、殺されないようにすることが、守ることでもあるらしいんだけどね。

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2ブログジャンキー

「アクセス数が全然伸びない…」そんな悩みをブログジャンキーが解決します!

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

人気ブログがずらりランキング
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。